2016-12-08

Laravel で全 view からログイン中のユーザー情報を取得する

Laravel を利用して開発をしていると、まだまだ全ての機能を使いきれていないことに気付かされることがあります。
ということで今回は ViewComposer を使って、どのビューからでもログイン中のユーザーにアクセスできるようにしてみたいと思います。

【実行環境】Laravel 5.3


手順は以下の3つです。
  1. ViewComposer を作る
  2. ServiceProvider を作る
  3. ServiceProvider を登録する

ではひとつひとつ見ていきましょう。

1. ViewComposer を作る

まず ViewComposer の作成です。
デフォルトでは専用のフォルダは用意されていませんので app/Http/ViewComposers というフォルダを新たに作成しましょう。
そして、その中に AuthViewComposer.php というファイルを作成&以下のコードを保存します。
 <?php namespace App\Http\ViewComposers;  
 use Illuminate\View\View;  
 class AuthViewComposer  
 {  
   protected $user;  
   public function __construct()  
   {  
     $this->user = \Auth::user();  
   }  
   public function compose(View $view)  
   {  
     $view->with([  
       'user' => $this->user  
     ]);  
   }  
 }  


2.ServiceProvider を作る

次に専用の ServiceProvider を作ります。
app/Providers/ViewComposerServiceProvider.php を作成&以下のコードを保存してください。
 <?php namespace App\Providers;  
 use Illuminate\Support\ServiceProvider;  
 class ViewComposerServiceProvider extends ServiceProvider  
 {  
   public function boot()  
   {  
     \View::composers([  
       \App\Http\ViewComposers\AuthViewComposer::class => 'layouts.*'  
     ]);  
   }  
 }  
※ ちなみに layouts.* の部分ではどの view に適用するかを設定することができます。


3.ServiceProvider を登録する

最後は先ほど作った ViewComposerServiceProvider を config/app.php へ登録します。
 'providers' => [  
   App\Providers\ViewComposerServiceProvider::class,  
 ],  

さあ、以上で設定は完了です。好きな view の中で {{ $user->email }} という風にユーザー情報にアクセスしてみましょう。
なお、念のために、以下のコマンドを実行しておくといいかもしれません。
 composer dumpautoload -o  

今回は以上です。
お疲れ様でした。



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